イキモノブログ

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【イキモノマップを作ろう】~バードマップ編~

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たんなんです。

いきなりですが、「自然環境調査」をしっていますか。「自然環境」といえば、海・山・川、植物や動物、それらの生態系や自然な景観などなどが頭に浮かびます。それでは「調査」と付くと? 簡単ですが、それらを対象とした調査になります。とりあえず当ブログで言う「自然環境調査」とは動植物を主要な対象としたいと思います。

さて、今回のテーマ 【イキモノマップを作ろう】~バードマップ編~ では、自然環境調査の中でも「鳥」にスポットをあてて、自由研究のネタにでも使えるようにアレンジしていこうと思います。

 

 

 

鳥の調査の種類(鳥類調査方法)

ラインセンサス法

設定した調査範囲の中にどんな種類の鳥がいるのか、どのくらいの数がいるのかを把握するための調査です。あらかじめ歩く道を決めておき、いつもより少しゆっくりとした速さで歩き(時速1~2キロ)、目で見つけたりや鳴き声によって分かった鳥を記録します。

定点観察法

ラインセンサスと同様に、どんな種類の鳥がいるのか、どのくらいの数がいるのかを把握するための調査です。こちらの調査は、調査地内に定点(その場所に留まる)を設け,その周辺にいる鳥を記録する手法です。なるべく見晴らしの良い場所に設定します。時間は10~30分程度、場所によって時間を変えればよいです。定点場所を異なった環境にすることで、各環境における鳥の利用状況を比較することができます。

任意観察法

上の二つの調査方法で見つからなかった種類の鳥はいないか、漏れがないか、鳥の種類を明らかにする調査です。調査範囲内を任意に踏査(歩き)します。

 

準備をしよう

場所を決めよう

大きな公園でもあれば、公園を一周でもいいかもしれません。でも大きな公園なんてないよ、という場合には、むしろ初めての場合は自宅から学校までの範囲を、今回の「調査範囲」としよう。ラインセンサス法は学校までの道のり、定点観察法は学校の校庭でどうでしょう。

日時を決めよう

本来であれば鳥の調査は、春夏秋冬の4回調査するのが良いでしょう。ですが、ここでは自由研究のネタとしてということでもあるので、調査は2回。夏休みの初めと終わりに設定してはどうでしょう。また、鳥の調査時間は早いのです。なぜなら鳥が活発に鳴き出すのは日の出、周りの音が静かなのも早朝だからです。ラジオ体操の時間から動き出そう。

記録用紙を作ろう

鳥を記録する専門の調査用紙と学校までの地図を用意しよう。

記録用紙は自作するか、今回はお試しの記録用紙を貼り付けておくので活用してください。(作成中)

大事な内容は、場所・日時・天気・名前・どんな?・何が?・どう見つけたか(見た?鳴き声?)といった内容です。学校までの地図は、グーグルマップを印刷するだけでも十分だと思います。

下見をしよう

学校までいつも歩いている道かもしれないが、鳥の調査をするという目線では歩いたことはないはずです。「ここに鳥がいそうだな」とか「そういえばここで鳥がうるさかったな」ということは大事な情報です。

予習をしよう

どんな鳥がいそうなのか。どこに鳥がいるのか。どんな鳴き声なのか。事前に図鑑やインターネットで調べておこう。おすすめは一冊でも図鑑を買っておくと便利です。

 

調査しよう

準備をしっかりしておけば後は調査するだけです。学校までの道のりをラインセンサス法で調査し、校庭内にて定点観察法で調査しましょう。そして帰り道に任意観察法で見つけられなかった鳥に注意し帰ればよいのです。

 

バードマップを作ろう

大きめの紙に自宅から学校までの地図(手書きでもグーグルマップから印刷でも)に見つけた鳥を書き込もう。どんな鳥が見つけられたかな。参考までにこんな地図はどうでしょう(まだ作成中です。完成したら貼り付けます。)

 

守ってほしいこと

一人で行動しない。

家に帰ったら手洗いとうがいをすること。

調査してもよい場所か大人に確認してもらうこと。

 

いかがでしたか。

はっきり言って当ブログを見て、実際に調査することは難しいかもしれません。なんせ調査員が書いているので、知らない人には意味不明かもしれません。しかし、大事なのは、興味を持ったら自分で調べて実践してみることだと思います。探せば、当ブログよりもわかりやすいサイトはたくさん見つかると思いますし、本や図鑑にも載っていると思います。何よりこのブログを見つけて、興味を抱いてくれれば幸いです。

 

たんなん