イキモノブログ

生き物・自然・環境情報発信ブログです。

【サクラ以外は意外!?】春植物の花見に行こう!

f:id:bremen_ht:20190501114026j:plain

こんにちは。

たんなんです。

今年もお花見の季節がやってきました。みなさんは花見というとやっぱり“サクラ”でしょうか。僕もサクラが好きで家の近くで花見ができる場所に足を運んでいます。僕はサクラを見に花見に一回行きますが、毎年もう一回、サクラ以外の花見に出かけます。それが“春植物”です。ニリンソウ、ネコノメソウ、カタクリ、キクザキイチゲ…などなど。みなさんは春植物という言葉に馴染みがありますか?自然環境調査の現場ではとても頻繁に使われる言葉です。

さて、今回のブログではサクラ以外のお花見を勧めていきたいと思います。と言っても自然環境調査員が進める春植物ですので、いわゆる自然の植物を紹介していければと思います。

 

 

春植物とは?

一般的には春に芽を出し(春に花を楽しみ)、夏までに休眠を始めてしまう植物を言います。また、自然環境調査の現場では、「春の花を見ないと、この植物が何て名前か特定できないよ」ということが多々ありますので、当ブログでいう春植物は概ね春に花を咲かせる植物を指しておこうと思います。でもイメージはそんな感じです。

 

春植物はどこにあるの?

最近は、キャンプや登山が流行っているので春植物を見るもの最適だと思います。おすすめしたい春植物の多くは、山や沢沿いに多く点在しています。

例えば登山で山に登れば、スミレの仲間、イカリソウ、フデリンドウ、ヒトリシズカ、シュンラン、カタクリ、ミツバツツジなどが見られるかもしれません。

例えばキャンプで近くの沢に行くと、ネコノメソウの仲間、コチャルメルソウ、ユリワサビ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、ミヤマハコベ、ショウジョウバカマなどが見られるかもしれません。

また、自然公園や森林公園もおすすめです。都道府県、各市町村には必ず一つはそんな公園があると思いますので、ぜひご自身の住まいの近くで見られる春植物スポットを検索してみてください。グーグルマップで春植物の名前を検索すれば、意外と出てきたりもします。

 

身近で探そう春植物

山や沢での春植物をお勧めしましたが、実は身近にも春植物はあるんです。

普段歩いている道では、セイヨウタンポポ、オオイヌノフグリ、オランダミミナグサ、アリアケスミレ、キュウリグサなどが見られるかもしれません。

公園に行くと、トキワハゼ、ムラサキサギゴケ、ヒメオドリコソウ、ハコベの仲間、スイバなどが見られるかもしれません。

ちょっと里山にいくと、タチツボスミレ、クサイチゴ、オドリコソウ、トウダイグサ、ムラサキケマンなどが見られるかもしれません。

 

マナーを守ろう

お花見で枝を折ったりしないですよね。春植物も“見るだけ”にとどめましょう。植物は見るもの、観察するもの、どうしても持ち帰りたい場合は写真を撮り、記録と記憶を持ち帰りましょう。春植物の多くは個体数の多いものとは限りません。持ち帰ったりすると、場所によっては罰せられる可能性があります。マナーを守って春植物のお花見を楽しみましょう。

 

いかがでしたか。

当ブログをみて、「わかんない名前ばかりだよ」と思った方は是非ともググるのも良いですが、図鑑を購入してみてください。図鑑片手に植物を見に行く。街に咲くサクラを見上げて春を感じるのも楽しいですが、この春は山に入って少し下を向いて歩いてみませんか。サクラとは違う儚くも可憐な春の楽しみを発見できるかもしれないですよ。サクラ以外のお花見を、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

 

たんなん